1952-04-19 第13回国会 衆議院 法務委員会 第37号
さつきも猪俣委員もちよつと口にしておつたけれども、まあ、去年の終りごろから、大分切迫しておつた世界の戰争危機というものも遠のきつつあるじやありませんか。遠のきつつある。
さつきも猪俣委員もちよつと口にしておつたけれども、まあ、去年の終りごろから、大分切迫しておつた世界の戰争危機というものも遠のきつつあるじやありませんか。遠のきつつある。
若し然りといたしますれば、日本経済自立の将来において大きなる不安が生ずることは明らかでございまして、戰争危機が世界の全人類の誠の気持を以て排除された暁におきましては、日本のこの方面が半身不随の状態に陷るのではないかと憂えるものでございます。かかる不健全な方式では絶対に安心できません。この点につきまして総理より政府の基本的な方針を簡明に御説明を頂きたいと思う次第でございます。
横須賀は恐らく戰争危機においてこの地域の軍隊を維持する多量の供給物資のための重要基地となるであろう。」こう書いております。而もブラインズ氏の言葉を載せた日本新聞の多くが、私が今読み上げた部分をわざと拔かした事実から見て、日本人の心配はそれだけ大きくなるのである。